さようならプリンちゃん

すこし悲しいお話です。

12月17日の朝、私の実家で買っていたジャンガリアンハムスターのプリン(♂)が虹の橋を渡りました。ジャンガリアンハムスターの寿命は約2年ですが、プリンちゃんはなんと約2年10か月も生きました。人間換算で100歳を優に超えていました。最後は眠るように亡くなっていたらしいです。前日まで元気に走り回っていたらしいので、病気で苦しんでとかではなさそうです。

プリンちゃんを飼う前、ゴールデンハムスターのぼんさん(♂)を飼っていました。私が高校3年生の5月にぼんさんが亡くなり、もうハムスターは飼わないつもりでした。しかし、その2週間後、いろいろあって父が職場の人からプリンを引き取ってきました。不思議な縁でした。

うちに来たばかりのプリンはとても狂暴でした。ほぼ毎日指をかまれ、流血していました。うちに来て半年くらいたち、母の手は噛まなくなりましたが、私のことはなぜか噛み続けました。それでも可愛くて仕方がありませんでした。

今年の冬頃から、プリンの嚙む力が衰え始めました。ペレットや野菜も噛めなくなり、細かくすりつぶしたものやハムスター用チュールしか食べられなくなりました。完全に介護です。その時点でもう2年生きていたので、そろそろ寿命だと思っていました。前回の春休みに帰省したときがプリンと会える最後だと思っていましたが、まさか夏の帰省時にも会えてびっくりです。成人式で帰るときも会えるのではないかと期待していたのですが、さすがにダメでした。

噛む力が衰えたので、私のことを噛むこともなくなりました。その代わり、たくさん指を舐めるようになりました。どんどん人懐っこくなって、母の股の間で寝るくらいおちゃめな姿をたくさん見せてくれました。

受験期でしんどい時、プリンにたくさん癒されました。北海道に来てからも寂しいとき、つらいとき、家族から送られてくるプリンの写真や画像にたくさん救われました。最後のお別れを直接できなかったのは寂しいですが、安らかに眠ってほしいです。ありがとう、プリン。

余談ですが、ぼんさんはとても食い意地が張っていました。亡くなったときも餌を咥えていました。その点プリンはいたって普通な亡くなり方をしたようです。